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  3. 自動車リサイクル促進センターとは

自動車リサイクル促進センターとは

国内の自動車リサイクル運営団体

日本国内におけるリサイクルでは、公益財団法人の自動車リサイクル促進センターという団体が中心になって運営をしています。

この「自動車リサイクル促進センター」とは、東京港区芝大門に所在地をおき、全国の自動車関連企業と連携をしながら各地で行われる自動車のリサイクルや回収・処分についての問い合わせを受け付けるようにしています。

自動車やバイクのリサイクルをするときには、指定業者に引き取りをお願いするか、もしくは自分で指定引取場所に廃車にしたい車・バイクを持ち込むことになりますが、その施設内では車体を部品ごとに分解しそれぞれ必要な処理をして処分に回します。

このときの方法やリサイクルのための施設運営をおこなうつなぎ役となるので自動車やリサイクル促進センターということになります。

驚きの自動車リサイクル率

ところで実際に回収された自動車やバイクのリサイクルはどのくらいの割合で行われているか知っているしょうか?

自動車リサイクル促進センターの公表資料によると、現在回収済みの自動車・バイクの車体のうち実際にリサイクル用途で用いられている割合はなんと約99%にものぼるとされています。

もともと車体やエンジンなどに使用されていた鉄やアルミニウム、タイヤ部分のゴム材質はリサイクルがされやすく、自動車リサイクル法が施行される前からかなり数多く再利用が進められてきました。

逆に内部で使用されている他の部品である、ウレタンや繊維質、ガラス部分については埋立場に放置されるといった方法がとられていたのですが、現在ではそれら従来までは粗大ごみとして扱われてきた部品についても再利用ができるようなしくみが整えられています。

具体的にウレタンや繊維については熱エネルギーの燃料として、ガラス類は舗装材として自動車とは全く別の業界にも利用がしやすいように解体が進められるようになっているのです。

また爆発物として特殊な処理がされることになっているエアバック部分についても、全てを廃棄するのではなく安全な状態にしたのちに使える金属部分をボディの金属と同じように再利用に回すようにしています。

今や自動車に使用されている部品のほぼ全ては、リサイクルが可能な部品になっていると言ってもよいでしょう。

これも自動車リサイクル促進センターの地道な取り組みの結果であると言えます。

これからの課題

順調に運営を続けている自動車リサイクル促進センターですが、課題がないわけではありません。

現在深刻な問題とされているのが、未だになくなることがない不法投棄の問題です。

かつては適切な廃棄処理を嫌がる悪質な業者が山中に大量に廃棄車両を放置するといったことが社会問題になりました。

ピークであった平成16年ころには不法投棄車は約22万台にもなっていましたが、平成22年度には約1万台程度と激減しています。

しかしながら裏を返せばこれだけリサイクルが進められた現代においても、年間1万台程度は何らかの形で不法投棄がされているということです。

自動車リサイクル促進センターではそうした不法投棄車をゼロにするべく、新しい施策を全国の自治体に対し働きかけています。