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対処を間違え廃車に

冠水した際に気をつけるべきこと

台風などが来た際に気をつける必要があるのが冠水です。
標高が低いところや周囲の地形に対して低くなっている場所は、台風で大量の水が一度に流れ込むと道路が冠水してしまう事が時々あります。
冠水の恐れがある所に車が停めてある場合、移動させないと車が水で動かなくなってしまう可能性があります。

ここで気をつけたいのが、冠水してしまった時の注意です。
移動が水が増えてくるスピードに間に合わず、やむを得ず水に浸かってしまう場合、対処の仕方に気を付けないと自分からみすみす車を動かなくしてしまう可能性があります。
そうならないためにも、対処方法を把握してもしもの時に備えていきましょう。
あらかじめ頭に入れておくことで冠水のトラブル時にも落ち着いて対処できるようになります。
慌てて行動しやすいので、ぜひ気をつけてスムーズに対処できるようにしておきましょう。

水没した際には、エンジンをかけない

冠水が始まってその際に車の水没も始まっている場合、急いで移動させないといけないと思って慌ててエンジンをかける方が多いです。
ですが、これが実は命取りの行動なのです。

水没が始まった時点ではまだ車は動かなくなっていないのですが、エンジンをかけようとすると水が中に入ってしまう構造になっています。
早く移動させないとと思うあまりすぐにエンジンをかけようとしてしまい、ここでアウトになってしまうのです。

つまり、水没が始まった際に取るべき行動は、エンジンをかけないということなのです。
これは運が良ければ車が助かるということを意味しています。
冠水がそのまま進行して、車が上の方まで水に浸かってしまえばどちらにしても動かなくなってしまいます。
冠水がタイヤの辺りまでで止まれば、エンジンをかけなければ引いた後で動く可能性があるのです。

ここは我慢が必要な所ですが、冠水が引くことを信じて待つようにしましょう。
焦ってエンジンをかけた時点で終わりになってしまいます。

なるべく早めに気づいて移動を

冠水が起きる、もしくは起きそうだと思ったら、なるべく早めに車を冠水しない高台の方へ移動させるようにしましょう。
そうすることで冠水から車を守ることができます。
もちろん台風や冠水が始まっている時には外は危険あるので、安全確認をしっかりと行いつつ移動しましょう。

やるべきことはシンプルではありますが、やはりあらかじめ知っておかないと対処するのは難しいです。
これを読んだあなたはぜひ、台風の際にも冷静に対処して欲しいと思います。
また、身近な方にも教えてあげるのもお勧めです。
周りの方も冷静に対処できるようになれば、災害時も安全に乗り切ることができます。