バイクメーカー「トライアンフ(Triumph)」の特徴
トライアンフは19世紀の終わり頃にイギリスで誕生した伝統的なバイクメーカーです。
創業者であるジークフリード・ベットマンはイングランドのコベントリーに移住をした際に、当時成熟期を迎えていたイギリス国内の自転車産業に投資を始めました。
その後間もなくして自転車に動力を搭載するモーターサイクル産業が興るようになり、トライアンフは1900年代からの世界的なバイク産業の発展を牽引する存在となりました。
一躍トライアンフが有名になったのは1907年のマン島TTレースを完走したということで、それによりマシン性能の高さを世界中にアピールすることになりました。
1914年からは第一次世界大戦に時代が突入したということもあり、イギリス軍および連合軍の軍用車として採用されたということもヨーロッパで広くトライアンフの名前を知らしめるきっかけになっています。
終戦後にはやや停滞期もあったものの、その後新モデルの開発や四輪自動車業界への参入などもあり長い時間をかけてメーカーとしての技術ノウハウを蓄積していきます。
ただし結果的に四輪車部門はトライアンフの事業を圧迫することになってしまったので、1932年には他社に売却をしています。
もっとも一般向けの車輌製作を本格的に開始したのは第二次大戦の後からで、それまで数多く製造してきた軍用車を改良してモデルを開発していきます。
当時はアメリカや日本でも数多くのバイクメーカーが勃興しており、その競争の中にありトライアンフは比較的軽量モデルで優位性をとっていきます。
後に日本のバイクメーカーがトライアンフと同じクラスのバイク製造に乗り出すようになってからは技術面で優位性を維持することができなくなってしまい次第に事業は縮小をしていくことになりました。
1970年代からは約20年に渡り経営不振が続き一時は消滅の危機すらありましたが、90年代からはニュートライアンフとして新たにスタートを切り、現在まで世界で愛される車種を製造しています。
代表的な車種
世界のバイク史に名を残す有名車種が「ボンネビル」です。
中でも「Bonneville T100」はファミリーの中でも定番車種として知られており、レトロクラシックな見た目とともに高いカスタマイズ性能がある車種として現代も大人気の車種となっています。
バイクの特徴
近年のトライアンフが精力的に販売しているのが「TIGER 1200XC/XR」です。
こちらはBonnevilleとは異なるアドベンチャータイプの先進的なデザインと装備を兼ね備えたモデルで、「すべての道で走れる」ということをキャッチフレーズとしています。
最新テクノロジーを搭載した現在のトライアンフを象徴する一台と言ってもよく、2018年春からの発売により日本でも数多くのユーザーを獲得しています。