バイクメーカー「KTM」の特徴
日本においてヨーロッパのバイクメーカーは高い知名度と人気がありますが、その中にあって「KTM」は比較的マイナーな存在ではないかと思います。
というのも「KTM」はオーストリアのバイクメーカーであり、オフロード車のみを専門的に手がける珍しいメーカーであるからです。
そのためオフロードやモトクロスなどが好きな人にとっては大変なじみがある一方で、通常の街乗り用のバイクライダーにとっては他のメーカーと比べてあまり聞き慣れない存在となっています。
ただしここ近年ではインドの新興バイクメーカーであるジャージ・オートがKTMの筆頭株主になったことにより、オンロード用のバイクにも事業展開をはじめています。
ちなみに社名となっている「KTM」というのは創業者の二人であるエルンスト・クローノライフ(Kronoreif)とハンス・トゥルンケンポルツ(Trunkenporz)のファミリーネームの頭文字と、創業の地であったオーストリア・ザルツブルグ州のマッティンヒホーフェン(Mattighofen)の頭文字を合わせたものです。
正式な社名ということでいうと「クローノライフ・トゥルンケンポルツ・マッティンヒホーフェン」となりますが日本語の発音ではかなり覚えにくいので一般的に「KTM」と呼ばれています。
KTMはオフロード車専門メーカーであることは先に述べましたが、そのキャッチフレーズとなっているのが「READY TO RACE」という言葉です。
これは公式サイトにも冒頭に掲げられているほど有名な言葉であり、KTMのバイクオーナーはいつでもレースに出れるよということを示すものです。
実際にKTMのバイクで最も重要視されているのはパワーウェイトレシオという車体に対しての力強さで、同じ排気量であればとにかく軽くするということが製造の目的になっています。
そんな軽さの追求も「READY TO RACE」の精神あってのことであり、アスリート向けのウェアのように1gでも軽くということが目指されているということでしょう。
代表的な車種
KTMで最も有名な車種として、ネイキッドタイプの「デューク」があります。
こちらは2018年にニューモデルである790が販売されたことにより、それまでとは異なるフレーム新設計の斬新なマシンとして生まれ変わっています。
デュークシリーズの最高峰がさらに排気量の多い1290スーパーデュークRで、こちらは軽量と高剛性を持ち合わせたまさにKTMという感じに仕上がっています。
バイクの特徴
KTMのバイクではコーポレートカラーでもあるオレンジ色が多く使用されています。
ここ近年世界的に人気のあるアドベンチャータイプのモデルとして「KTM 1190 ADVENTUR」が販売されていますが、ボディに特徴的なオレンジの配色が目立ちます。
性能としてはLCD8系水冷Vツインエンジンが搭載されており、最新式の電装を装備したアドベンチャーツアラーとして注目されています。