
基本的にタイヤの交換時期は、走行距離で判断する場合がほとんどです。
しかし条件や使用方法などに応じて劣化の程度も変化していくので、判別方法としては現実的ではないでしょう。
そこで本稿では、タイヤの専門知識がなくても、交換するタイミングを目視で判別する方法についてまとめました。
ゴムが硬化・ひび割れしてないか
タイヤは経年劣化が進むにつれゴムの弾力性が失われていき、硬くなっていきます。
硬化してしまったタイヤはスリップやパンクしやすく、事故につながりやすいため走行前にチェックしておくといいでしょう。
タイヤ硬化のメカニズム
タイヤは、オイルやワイヤーなどを混ぜ込んだ合成ゴムが主成分でできています。このオイルによってしなやかなタイヤを作り出す事ができ、心地良いライディングが実現できるのです。
しかしこの合成ゴムは熱エネルギーに反応しやすく、加水分解が引き起こされる性質を持っています。
つまり常に摩擦や保管場所でも高温にさらされているタイヤは、混ぜ込まれたオイルが染み出してしまい、タイヤのしなやかさが失われてしまい、徐々に硬化してしまうのです。
タイヤ交換の目安
このような状態は、タイヤの製造年数から約3年が経つと現れてきます。
つまり、タイヤは熱で変化しやすいので、硬くなる等の変化が現れやすい時期が約3年ということです。
ちなみに製造年数は、タイヤの側面に刻印されていますので、そこから遡ってどれだけ経ったのか確認の上、交換の検討をしてみるのもよろしいでしょう。
タイヤの溝(スリップサイン)が目立たなくなってないか
スリップサインとは、残りの溝の深さが0.8mmに達した事を示す、タイヤの溝の中にある突起です。このサインまで溝が浅くなってしまうと、特に雨天時には大きな事故につながりやすいので、交換をおすすめいたします。
溝の深さには法律で定められているので、浅いままの状態で車検に出すと引っかかるので、ご注意ください。
タイヤ交換の目安
タイヤの溝には、スリップサインが「▽」の刻印が示した位置に配置されています。摩耗が進んでくるにつれ、そのサインが目立ってきますので、それを基に交換等の判断をしたほうがいいでしょう。
まずは自己点検から
タイヤの場合は、その他部品の整備の不十分性やご自身のライディングの傾向などによって摩耗の仕方が異なってきます。
まずは普段から乗車する前に、タイヤの状態確認を行いましょう。それが安全かつ快適なライディングに繋がる第一歩です。