ホンダが2030年までに30機種の電動バイクをリリースすることを発表
2022年4月に、ホンダがEV戦略の軸として2030年まで電動バイクを30種リリースすることを発表しました。
電動化への対応が世界規模で重要なテーマとなっているなか、いよいよホンダが本腰を入れてこのテーマに取り組む姿勢を明らかにしたことで大きな話題となりました。
10年弱の間に30種類もの電動バイクを続々とリリースするというのですから、いかに本気度が高いかがうかがえます。
ただその一方で、「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に感じるバイク好きの方もいらっしゃるかもしれません。
バイク市場そのものが苦戦を強いられる傾向があるだけに、このニュースは嬉しい一方で半信半疑な面もついてまわります。
ただすでに具体的な計画も決まっており、2024年には早くも「SC e:Concept」の市販化が発表されています。
これはジャパンモビリティショー2023に出展されたもので、早くも市販化されることから本気度がうかがえます。
さらに2025年には、プラグイン充電式の自動二輪車の投入も明らかになっています。
さらにもうひとつ、先述した30種もの市場投入のなかにはスーパースポーツやオフロード、キッズ向けのバイクなども含まれており、広い範囲においてバイクのEV路線が推進されていく形をとっています。
こうした具体的な計画内容を見るだけでも、期待大と言えるでしょう。
現行から車体コスト50%削減を目指す
このホンダのEV戦略においては、電動バイクの新規投入と合わせてコストダウンと利益率の向上も重要なテーマとなっています。
今後の開発において、車体コストを現行から50%の削減を目指すというのです。
開発には巨額の投資が行われることになっており、このコストダウンが今後のホンダの二輪車戦略における成否を分ける重要なポイントとなるのは間違いないでしょう。
この50%ものコストダウンを実現したうえで、2030年の段階での二輪車事業における利益率10%以上の実現を目指しています。
EV戦略の目標達成のために今後10年で約5000億円投資
この2030年までのEV戦略のために、ホンダでは約5000億円の投資額を用意していることも発表されています。
これは2021年から2025年までの5年間で1000億円、2026年から2030年までの5年間で4000億円の内訳となっており、後半の5年間で多額の投資が行われる形をとっています。
ホンダでは最初の5年間を「市場参入期」、次の5年間を「事業拡大期」と位置づけており、この10年を土台にして次の「事業本格拡大期」へのステップアップを目指すとしています。
つまり、今回の2030年までの事業計画はあくまでスタートに過ぎず、今後さらに積極的な展開が行われていくことも予想されることになるのです。