そもそも共済とはどんなもの?
保険とよく比較される共済ですが、文字通りの意味は「お互いに助け合う」といった意味です。
そこには「みんなでお金を出し合って協力・助け合えるような何かをする」といった意味合いが含まれています。
共済と言えばバイク共済のほかにも農協や生協、労働組合などでも見られますが、いずれもこの基本的な意味合いのもとで「みんなでお金を出し合って助け合う」環境・システムを築いています。
保険と共済の違い
保険と共済の違いも、この共済の基本的な意味が深く関わっています。
保険とは、もともと保険会社がビジネスとして行うものです。
顧客と保険契約を交わし、保険料を受け取り、被保険者に万一のことが起これば契約内容に基づいて保険金を支払います。
この受け取っている保険料と、支払う保険金の差額が利益になるというのが、少々単純ですが保険の基本的なシステムです。
それに対して、みんなでお金を出し合って助け合う共済は非営利が大原則です。
保険のように受け取った金額と支払う金額の差額からいかに利益を上げるか、といった営利目的がなく、あくまで「お金を出し合っている人たちが充実した補償を得られるか」を前提に活動が行われています。
そのため、似たような補償内容でも保険よりも共済の方が支払うお金(保険の場合は「保険料」、共済の場合は「掛け金」)は安くなります。
バイクのオーナーが共済に加入する際の注意点とは?
バイクを購入した際には、自賠責保険に加えて任意保険に加入するのが一般的です。
しかし、任意保険ではなく共済に加入するという選択肢も出てくるわけです。
保険よりも共済の方が負担額が少ないため、「任意保険は高い」と感じている方でも利用しやすいメリットを持っています。
そうなると、わざわざ高い保険料を払って任意保険に加入する必要はない、バイク共済を選べばいいじゃないか、と思いがちですが、バイク共済にはいくつかの注意点があります。
まず基本的な部分として、共済の場合、原則として共済を運営している組合に加入する必要があります。
「みんなでお金を出し合う」システムの「みんな」の中に加わるわけです。
しかし誰でも加入できるとは限らず、加入条件をクリアする必要があるのです。
とくに重要なのは組合を運営するための出資金を支払いが求められることが多い点で、この負担を差し引いてもなお共済がお得かどうかを判断することになります。
もうひとつは、非営利ということもあって補償内容が保険に比べて物足りない面があることです。
保険はできるだけ多くの契約者を獲得し、保険料を得るためにさまざまな補償・特約を用意しています。
しかも補償内容・特約ともに本人が自由にカスタマイズすることができるなど、自由度の高さでも優れています。
共済はどうしてもこの点を比較すると劣ってしまう面があるため、その人にとって本当に必要な補償をカバーするのが難しくなりがちです。